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ExpressionEngineの紹介

2009年5月1日
システムエンジニア 野沢

この連載ではExpresion Engineの各種機能の紹介やTipsなどをご紹介します。
まず第一回目はExpressionEngineの概要についてご紹介をさせていただきます。

ExpressionEngineはEllisLab社からリリースされているブログをベースとしたCMSツールで以下のような特徴を有しております。

無制限に作成可能なブログ

ExpressionEngineのブログは無制限に作成可能で、コンテンツ毎に対応した情報を自由に表出させることができます。
その他カテゴリー機能を用いることによって、より整理されたブログエントリーの表出が可能です。

カスタムフィールド機能による入力項目のカスタマイズ

ExpressionEngineのカスタムフィールド機能を用いることによって、入力項目をブログ別に自由に設定することが可能です。
入力項目の種類はブログのタイトルなどの入力に利用できるテキスト型、ブログの本文などの複数行の入力に対応できるテキストエリア型、選択項目が必要な入力に利用できるドロップダウンリスト型などが利用できます。

自由度・再利用性の高いテンプレート

ExpressionEngineのテンプレートは自由度が高く、デザインに関する制約はほとんどないため、様々なデザインに適用することが可能です。
作成済みのテンプレートは他の場所でも再利用できるためテンプレート実装にかかる時間の短縮およびメンテナンスの手間も省くことができます。

Add onによる機能拡張

ExpressionEngineはEllisLab社およびサードパーティーからリリースされているAdd onをインストールすることによって、様々な機能追加が行えます。
Add onは記事への評価機能を追加するratingモジュール、タグクラウド機能を追加するTagモジュールなど種類も豊富です。
機能拡張や管理画面のカスタマイズなどもAdd onを利用することで実現することが可能です。初期機能だけでは実現が難しい機能要件であってもAdd onを上手に利用することで実現可能となる場合があります。

使いやすい管理画面

ExpressionEngineの管理画面は度重なるバージョンアップにより、使いやすく安定したインターフェースを有しているため、CMSに初めて触るユーザーであっても直感的に操作ができます。そのためウェブサイトの更新に不慣れなユーザーでも比較的短期間でサイト運用にExpressionEngineを活用することが可能です。管理画面での記事管理もブログ別・カテゴリー別に記事検索することができるため検索対象となる記事をすぐに探し出すことができます。

更新した記事に不備があった場合もリビジョン機能を用いることで以前の記事内容に即時に戻すことも可能です。

ワークフローによるウェブサイト更新業務の負荷分散を実現

ExpressionEngineは複数のユーザーグループを作成することができ、ユーザーグループ別にブログの投稿権限・公開権限を付与することができるため、業務に合わせたワークフローの構築が可能です。例えば記事投稿のみの権限を付与したエディターユーザーを作成し、承認者はエディターたちの作成された記事を校閲・公開するといったワークフローを構築することができます。
これにより、今までウェブサイト更新業務が集中してしまっている状況から、他のユーザーに更新業務を委託することも容易です。

ユーザーアカウントの発行は無制限のため、ライセンスの追加費用なども不要です。

このユーザーグループの機能を用いることによって、特定のユーザーグループにのみ表示するブログの作成も可能なため、会員向けコンテンツを短期間で実装することも可能です。(ExpressionEngineはアクティベート、パスワードリマインダーなど会員向けコンテンツに必要な機能も備えています。)

以上簡単ながらExpressionEngineに関するご紹介をさせていただきました。今後もCMSblogにてExpressionEngineに関する記事をお届けしていきます。

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