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セミナー情報管理ソリューション standard開発の舞台裏 - 予約公開・非公開機能

2009年11月13日
システムエンジニア 野沢

弊社がeZ Publishをベースに開発したパッケージ "セミナー情報管理ソリューション standard"でどのような機能を用いて開発したかをお伝えしていきます。

予約公開機能

今回構築したデモサイトのセミナー記事には、公開日指定という概念があります。
例えば、あるセミナーを事前に作成して、指定した期日で公開するという仕組みです。最近人気のWebCSMには必ずといっていいほどこの機能が組み込まれているのですが、eZ Publishでも「ワークフロー」という機能を使い、記事の公開状態を制御することができます。

ワークフローという言葉はシステム開発の場面で度々使われたりもするのですが、eZ Publishの中でのワークフローとは、1つのトリガーが1つか複数のイベントを起こす仕組みのことを指します。
記事の公開についてはサーバーのcronサービスを使い定期的にスクリプトを実行させることで記事の公開状態を制御しています。

Wait until date - 指定期日まで待機

ez Publishでは、インストールされるとイベントが複数登録された状態で使用することができます。 その中で、Wait until date(指定期日まで待機)と呼ばれているものが記事の公開状態を制御します。
設定方法については以下に要点だけまとめます。

  1. 記事のクラスに公開日時を設定するフィールドを設ける
  2. イベントの登録についてはシステム設定のワークフローから、トリガーの登録については同じくシステム設定のトリガーより行う
  3. cronサービスに実行スクリプトを登録する

といった順番になるかと思います。

ワークフロー機能は機能拡張の要

実案件でeZ Publishのワークフローを使用する場合、導入先組織の実情に応じて、カスタムするのが一般的です。セミナーショリューションのスタンダードでも記事の公開・非公開機能は要件に合わせカスタムしたものを使用しています。
eZ Publishのワークフロー機能は、機能拡張の要といえるのではないでしょうか?