セミナー情報管理ソリューション standard開発の舞台裏 - セミナー会場管理
弊社がeZ Publishをベースに開発したパッケージ"セミナー情報管理ソリューション standard"でどのような機能を用いて開発したかをお伝えしていきます。
2つのテキストデータタイプ
今回は、セミナー詳細情報ページの会場情報についてです。
このパッケージはデモサイトで実際に操作を確かめていただけるのも特徴のひとつです。「使い方ガイド」に投稿方法が記載されていますので、ぜひ一度投稿を試していただきたいのですが、会場情報の投稿画面には、複数行テキストを入力するフィールドが2種類あります。
- XML block
入力されたテキストデータをeZ Publish独自のXML形式で保持する - Text block
入力されたテキストデータをプレーンテキストで保持する
XML blockはeZ Publishの拡張機能である"eZ OE"と密接に関連しており、tinyMCEをベースとしたwysiwyg機能を利用することで表現豊かなテキストを入力することができます。
また、eZ Publish内で管理されている画像や動画などを取り込むことができたり、Wordからのコピー&ペーストをサポートするなど機能的にもテキスト入力にとどまらない使用が可能です。
一方で、Text blockはHTMLを直接入力させたくない場合に利用します。入力されたテキストはWebページとして表示される際にテンプレート上でHTMLタグなどのエスケープ処理を行うことができるので、HTMLの構造を破壊しないValidなHTMLページを生成する際に役立ちます。
ただし入力した文字列にリンクなどが含まれてる場合などは、入力された文字列全体をエスケープ処理してしまうと<br>タグや<a>タグなども対象となってしまいますので、HTMLとしての情報が乏しいものになってしまう場合もあります。そのようなときは以下のテンプレートオペレーターを使用することで改行やリンクをテキスト内に反映することができます。